ブロックで車やロボットを作って遊んでは、時に色えんぴつで完成図を書き起こし、ブロックの構成や強度を考えながら組み立てるなど、技術者としての頭角を現し始めた幼少時代を経て、16歳のときに見た先輩のバイクに大きな憧れを抱き、自動車業界へと足を踏み入れる。
高校3年間のバイト代の総額200万円全てをバイクにつぎ込む熱の入れようで、地元では知らないものがいないほど有名な存在となった。その後、大学からの推薦を全て断り、迷わず念願であった車の世界へ。カスタム職人になることを夢見て、修業に明け暮れる。
2002年、22歳で自動車のカスタマイズがメインの事業、有限会社ジェットストロークを設立。 渡米した際に、年齢に関係なく家族で愛車のカスタムを楽しむアメリカのカーカルチャーを目の当たりにし、全く新しい、 誰もが自由に車を楽しめる日本一のカーショップを作ろうと決意。生徒会長やバイクチームで培ったリーダーとしての才能と、周囲を凌駕する知識と匠の技術で、事業は勢いよく発展していく。そんな中、社員が一気に離れて行ってしまうという事態を経験。ここから自身の、組織強化や、経営戦略について学びの日々がスタート。
ひょんなことからカンブリア宮殿へ出演することが決まり、当時日本マクドナルドホールディング株式会社のCEOであった原田泳幸氏からの直接指導を受けることに。それをきっかけに、今までのワンマン経営から、チーム型の経営へと大きく舵をきる。
職人たちのための最高の環境をつくると共に、最強の職人集団を目指すと志を新たにした。理念を明確にし、社員を家族と認識することで、一人ひとりと本気で向き合い、唯一無二の組織を作り上げることに成功。その進化は、今もなお止まることを知らない。
『すべての車好きの笑顔のために』をモットーに、子供から大人まで参加できるカーカルチャーイベントも多数開催。自身も得意のMCで会場を盛り上げる。毎年30万人以上が来場する、日本最大級のカーショー・東京オートサロンでも三度の最優秀賞受賞を経験。(内二度は製作店として)
また、ビジネスパーソン達に、職場における相互コミュニケーションの重要性を深く理解してもらうため、その基盤づくりを、肩書や役職など関係のない、「反応が純粋な子供」と関わることで会得しようと思い立つ。しがらみなく自分を試せる場所をと考え、小学校や支援施設などで紙芝居師として活動し、子供達との対話の中から話し方やコミュニケーションを研鑽。
その躍進の足取りに、チームビルドや経営戦略についての講演依頼も後を絶たない。
2013年より国内初の塗ってはがせる塗料、ラバーディップの開発を開始。2015年より、決められた代理店しか取り扱えないというプレミアムな規定を設け、全国展開。約100社のネットワークを構築。鈑金塗装職人の新たなサービス確立と、車業界全体の盛り上がりを取り戻すため力を注いでいる。また、2019年には初のFC店を関西に展開予定。今後は、学生に向けたカスタマイズアカデミーの創立も目指している。晩年期には完全無報酬のコンサルタントとして全国を駆け回りたいという夢を掲げ、一瞬一瞬を本気で、未来に向かい歩んでいる。
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